RECRUITING 2022
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INTERVIEW

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若手も新規事業のリーダーに。 ヒリヒリする経験が成長を加速させる

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カジュアルゲームスタジオ Buddy スタジオヘッド

佐藤恵斗

慶應義塾大学商学部卒業後、2016年に新卒入社。運用IPタイトルのプランナーを経験した後、「八月のシンデレラナイン」チームに参画し、ディレクター、プロジェクトリーダーを担う。現在はスタジオ「Buddy」を設立しスタジオヘッドを務める。

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アカツキ福岡 CX プロジェクトリーダー

近見優斗

2016年にアカツキへ入社。CAPSチーム(「顧客とプロダクトの満足度最大化」させるチーム)で新規ゲームタイトルのカスタマーサポート立ち上げを行う。CAPSの組織開発に貢献し、現在はCXのプロジェクトリーダーとアカツキ福岡の組織改善を推進している。

カジュアルゲームとCXを立ち上げた二人のリーダー

- アカツキではどんな仕事をしていますか?

佐藤:Buddyというカジュアルゲームに特化したスタジオのリーダーをやってます。Buddyでは、数名の社内メンバーと複数の外部開発スタジオと一緒にゲームを開発しています。僕はスタジオヘッドとしてスタジオの全体の事業戦略を策定したり、各プロダクトの企画、ディレクション、マーケティング部分などを主に担っています。とはいえ、あまり「これ」と決めているというよりは状況に応じて臨機応変に必要な仕事にコミットするみたいなスタイルで、縦横無尽に動いている感じです。

近見:主に2つの役割を担っていて、1つ目がCX(カスタマーエクスペリエンス)のプロジェクトリーダーです。「Why=なぜ、やるのか」に「一人ひとりに向き合い、心を動かす。」を置いていて、お客さまに一番近いチームとして、日々お客さまとプロダクトとのつながりの中で信頼、愛着を育んでいけるように事業の推進とマネジメントの役割をしています。CXでのお問い合わせ対応は単に質問に回答し期待を満たすだけでなく、そこから期待を超えてお客さまの感動体験を創出するよう工夫したり、お客さまの声を活用し分析レポートを事業側にフィードバックしたりしています。

2つ目の役割はアカツキ福岡のボードメンバー的な立場で、アカツキ福岡の成長とメンバーがワクワク働けるような組織を目指して課題解決をしています。

20代のうちに何回チケットを切れるか

- 二人ともソーシャルゲームではない新規事業立ち上げに携わっていますが、立ち上げの経緯を簡単に教えてください。

佐藤:僕はもともとゲーム禁止の家庭で育ち、みんながバイブル的に通るような国民的ゲームにあまり触れることがなかったんです。ゲームに触れるようになってからは『クラッシュ・ロワイヤル』のような簡単に始められシンプルだけど奥深いみたいなゲームに触れて、そういうゲームを創りたくなったんです。

日本はプロダクト、開発プロセス、マーケティング手法が特異で、アメリカをはじめとするグローバルな市場との違いを大きく感じていました。アメリカや中国のゲームが成長する中で、ドメスティックな市場だけ見てたらガラパゴス化してしまう危機感がずっとありました。

それに「自分があと何枚チケットを切れるか」というのも気になっていました、ソーシャルゲームの開発は2〜3年かかるので、30代までになにかを成し遂げたいと思った時、切れるチケットはあと2~3枚くらいしかないんです。ゲーム創りの経験が乏しい僕がヒットの成功確度をあげるためには、もちろん1枚1枚のチケットを大切にしつつ、チケットの枚数を増やせないか(もっと仮説検証スピードをあげられないか)というふうに考えたんです。

なので、大規模プロジェクトよりも、少人数で高回転なプロダクトと、チームで仮説と検証のサイクルを極限まで多く回してみたいと思ったんです。その頃、アカツキの先輩が全社会議で新しいゲームをシードプロジェクトで作るという話を聞いて、Buddyというカジュアルゲームのスタジオを立ち上げることを考えました。与えられた選択肢の中で選ぶより、自分で選択肢自体をつくっちゃうっていう手もあるんだなと、先輩の発表を聞いて気づいたんです。「グローバル向けを前提とした」「少数精鋭のカジュアルゲーム」っていうのが点と点をつなげた答えだったんです。

ファンの熱量と福岡の地力を掛け算してCXを立ち上げる

- 近見さんの立ち上げはどうだったんですか?

近見:僕の場合は、福岡だったということと、ファンからの熱量がきっかけですね。

以前、お客さまへの問い合わせ対応をしていたとき、すごい熱量の高いファンの方ががいらっしゃったんですよね。その時に、単に質問に回答するだけでなく、もっとできることがあるんじゃないかって疑問に感じまして。自分たちの作るプロダクトに愛を持ってくれるお客さまに本気で向き合いたいなと感じたことが、すごい大きなところでした。

福岡という土地柄、温かい人やホスピタリティーが高い方が多いと感じていたので、そういったところを強みに、お客さまに向き合うCXチームとして推進しようと動き出しました。

- 福岡へは周囲の薦めで行ったのですか?それとも、自分から?

近見:周囲からはすすめられることも、真逆の意見もあるなかで、度々出張しながら、福岡に行くことを決めきれず悩み続けていたんです。でも、自分自身の中でしっかりと自立して、起承転結回せるような人材になれたらいいなって思いも強く、最後はいろんな人の期待とかも背負いながらも、自分の言葉にして自分自身で決断しました。

ですが、福岡に行って張り切っていた頃、ある日突然、家に着いた瞬間に膝から崩れ落ちて倒れたことがあったんです。何もない状態から立ち上げてて、目指す方向も描ききれない中、福岡のメンバーとの信頼関係を築いていく必要があったり、大きな成果を追いつつも目の前の問題に追われていて、理想との現状のギャップが大きすぎて八方ふさがりになってしまったんです。その頃は苦しかったです。

- 佐藤さんの事業の立ち上げはどうでしたか?

佐藤:立ち上げがどうというより、毎日がわからないことだらけで茨の道という感じです。例えば、2020年2月からBuddyで挑戦している「ハイパーカジュアルゲーム」は、グローバルだと大きなトレンドになっているのですが、国内ではまだマイナーです。なので、ハイパーカジュアルゲームを作ろうとしてもやり方やノウハウを相談しづらいんです。

走ってみてようやくわかる市場なので、そこは常に苦労してますね。取りあえず見よう見まねで何かやってみる。結果、違った、合ってるとかをいろいろ振り返りながら走り続けるみたいな感じ。聞く相手はいないので、自分がさじを投げたらゲームオーバーです。

事業立ち上げで成長したからこそ見えてきた景色

- 事業立ち上げで学んだことを教えてください。

近見:愚直にやり続けることと体現し続けることの大切さです。CXを立ち上げても、自分たちのやってることの価値を最初は感じづらかったり、社内でどう価値を認めてもらえるのかわからない不安の中、一つひとつお客さまに向き合い続けて価値を積み重ねていったんですよね。

メンバーも迷いながら進む中で、まず自らが体現し続けることを大切に、行動で示して愚直にやってきました。そうしているうちに、東京側でもCXのことを知ってもらえたり、価値を発揮できる場面が増えてきたりしたんです。リーダー自身が愚直に体現し続けて積み上げていくことがすごい大事なんだなっていうのは結果として学んだことです。

佐藤:どんな企画なら世界に受け入れられやすいかという選球眼や、いかに美味しそう(面白そう)に見せるかの知見が貯まったかと思います。ハイパーカジュアルゲームってグローバルに向けて老若男女、ほんとに宗教も問わず、国籍も問わず、性別も問わず、年齢を問わずみたいに極限までマスに受け入れてもらうことが重要なファクターなんです。

世界トップクラスのハイパーカジュアルゲームは、すごく洗練されてます。 ハイパーカジュアルゲームは簡単でシンプルなんですが、深く掘ってけば掘っていくほど、えげつない量の知恵と工夫が織り成している世界なのだと実感しました。だからこそ誰が触ってもシンプルに見えるし、カジュアルに見えるわけだと思ってて。迷いなく触ってもらって、かつそれが面白そうって思ってもらうみたいなことを徹底的に突き詰める力がめちゃくちゃ身に付いたんじゃないかなって思ってます。この力は今後もっと必要になってくるし、ゲーム以外の分野でも必要になっていくと思います。

例えば、もう今って技術はすごい発達して何でも作れるわけじゃないですか。イヤホンだってスマフォだって作ろうと思えばみんな作れるんですけど、iPhoneがスマフォの中で台頭してAirPodsがイヤホン業界一気にシェア奪い始めましたよね。あれって別に機能としては、すごい他の素晴らしいサービスがいろいろある中で、結局、圧倒的に洗練されたデザインだったりとか使いやすさとかで突き抜けてたわけですよね。機能はそろった今、必要なのって広義の意味でのデザインだと思ってて、そこを突き詰める力っていうのは、きっとゲームだけじゃなくて、いろんなところに応用できるだろうなって思ってます。そこが一番、今の世の中見ても僕自身の価値からしても得られたものであるし、市場で活かせることっていったらそこなのかなって思ってます。

「健全な違和感」を持つことが新規事業のきっかけになる

- アカツキにおける新規事業の立ち上げについて、これからアカツキの仲間になる後輩に向けて言いたいことはありますか?

佐藤:アカツキは、新規事業立ち上げるチャンスは多いと思います。でも、そのためには信頼が必要です。信頼を貯めるためには与えられた仕事を120%で返し続けるみたいなところがまず必要なんだと思います。

近見:僕は業界未経験のアルバイトとして入社しましたが、そんな中でも任された目の前のことをしっかりとやりきっていくことで、どんどん次の打席に立たせてもらえたと思っています。CXの立ち上げに関してもそうだと思っています。あとは、どう積み上げたかによって未来のどこにつながるかはやっぱ変わってきてしまうのではとも思っています。なので、自分の情熱を軸に将来像を思い描きつつも、目の前のことをしっかりとやりきり、積み上げていくのが、目指したいところに向かうためにはいいのかなと思っています。  

佐藤:個人的には、”違和感”が大事なのかなって思ってます。新しい事業立ち上げるときって、ここはきっと需要あるはずなのに実はやってないとか、意外とみんな気付いてないけど、これ課題だよねとか、これやったらみんな喜ぶよねみたいなところから始まるじゃないですか。健全な意味での違和感を持つことが事業立ち上げるヒントなのかなって。

近見:僕の場合も違和感みたいなところから始まって、もっとこうなったら最高じゃんみたいなことをすごく考えていました。サービスがあるところにカスタマーサポートがいる中で、今後のアカツキの全ての事業にCXが貢献できたら、アカツキの生む体験の総和がすごく大きくなるのでは?と思っていました。違和感から広げていくんだろうなっていうのは確かに思いますね。

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